現金・小切手・当座預金について

「現金・小切手・当座預金について」

 

勘定科目のなかには、「現金」勘定があります。

 

 「現金・小切手・当座預金について」

勘定科目のなかには、「現金」勘定があります。

 

他人振り出し小切手、郵便為替証書、送金小切手 
はすべて「現金」勘定科目で処理します。

 

例えば、商品を販売して、小切手をもらった場合

 

(借) 現金 (貸) 売上げ

 

と仕分けします。

 

小切手とは、後日支払ますよ。と書かれた支払証書であり
指定の銀行等へ持っていけば、お金がもらえます。

 

小切手を作るには、銀行に当座預金口座を作る必要があり
予めお金を振り込んでおく必要があります。(一般的に無利子)

 

当座預金にお金がない場合は、支払が出来ず
不渡りとなり、大変です。

 

ただ、当座借越契約など結んでおけば、残高がなくなっても
一定額は銀行が貸してくれるので、当座預金口座の
残高がなくなっても安心です。

 

 

それでは、、

 

商品を仕入れ、小切手を渡した場合はどういう仕分けでしょうか?

 

 

、、、、実は、当座預金口座から
小切手分の現金が減るため、、貸方は、現金ではなく
当座預金という勘定科目になります。

 

(借) 仕入れ  (貸) 当座預金

 

 

 

また、現金として処理できる通貨代用証券の中には、
期限到来した公社債利札、有価証券利息(収益勘定)や
配当金領収書、受取配当金(収益勘定)というものもあります。

 

(借)現金    (貸)有価証券利息
          (貸)受取配当金

 

 

もう一度、当座預金について復習します。

 

これは、企業さんらが契約する無利子の銀行預金口座であり、
現金の代わりに、小切手を発行して、相手に決済してもらう便利な口座です。

 

なので、予め当座預金にはお金を振り込んでおく必要があります。
口座から落ちないと、、不渡りになって、、信用がた落ち、
やがては倒産・・ってなっちゃいますので
ご注意を・・

 

ただ、当座借越契約していると不渡りにはなりません。
これは、お金がない場合、銀行から一時的に限度額まで借金して小切手の
決算に応じてくれる便利な契約です。

 

仕分けでも見ていきましょう

 

例)

当座預金残高が一万円。当座借越契約は2万円。
この場合に、仕入れ商品の支払として、
小切手1万5千円分を支払った場合の仕分けは以下になります。

 

 

(借)仕入れ 15.000円   (貸)当座預金 10.000円
                  (貸)当座借越 5000円

 

っとなります。

 

※上記は2勘定性です。
1勘定性なら、当座預金、当座借越とわけず
「当座」勘定として処理します。

 

その場合の仕分けは・・

 

(借)仕入れ 15.000円   (貸)当座 15.000円

 

です。